将来に向けての歩み

 平成11年度からのこの10年間、建設業界を取り巻く状況は現状は大変厳しいものがあり、こうした中で清水建設業協会の会員数も大幅に減少してきました。
 協会ではこうした事態を踏まえ、将来に向けての対応として、平成12年度に『長期ビジョン対策会議』、『需要創出会議』、『協同組合対策会議』の3つの政策会議を立ち上げて、より一層会員からの意見を取り入れ、協会の改革と発展に積極的に取り組んで来ました。

 そして、平成14年2月には『長期ビジョン対策会議』がビジョンを冊子としてまとめ上げました。

 
地域に密着し、豊かな環境づくりを地域住民と共に創出・提案し、支援する組織創りをする。
将来ある若者に建設業の社会への貢献度と、物造りの素晴らしさを啓蒙する。
時代を担う青年部の組織を強化し、異業種交流を行い、旧態にとらわれない新しい建設産業を創出する。
協同組合による事業活動に積極的な取り組みを行う。
 
(長期ビジョンから抜粋)
  また『需要創出会議』で話し合われて来た静岡市と清水市の合併問題に関しては、平成13年後半から具体的かつ急速な展開がありました。
 
静岡市・清水市の合併への動き
平成10年4月
『静岡市・清水市合併協議会』設置
平成13年6月
新市名称公募開始
平成13年12月
『静岡市・清水市事務事業一元化本部』を設置
平成14年4月
静岡市長・清水市長との間で『合併協定書』を締結
平成14年9月
総務大臣により『市の廃地分合』の官報告示が行われる
  合併への動きの中で、両市の公共事業の入札制度の違い等に危機感を持った建設産業では、平成14年12月に協会が中心となって『清水地区建設産業協議会』を設立。様々な陳情や、要望書の提出を行って来ました。
 
地域への社会貢献活動 防災対策
  一方、清水建設業協会では地域社会に対する貢献活動も活発に行ってきました。
 特に、防災対策に関しては、国や県、市と災害協定を締結し、万が一の際には迅速な行動が行えるようにマニュアルを作成し、清水地区市街地で、災害緊急時に利用可能な土地の調査も行い、『災害時に於ける、がれき類等の仮置き場地図』として資料を準備しています。
 
災害防止協定締結一覧
災害時における情報の収集提供及び応急対策業務に関する協定
国土交通 省中部地方整備局静岡国道事務所
国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所
国土交通 省中部地方整備局長島ダム管理所
災害時における応急対策活動の協力に関する協定書
静岡県静岡土木事務所
静岡県清水港管理局
静岡県企業局富士川事務所
災害時における応急対策活動に関する協力協定書
静岡市
  また毎年9月には環境・災害対策委員会が中心となって、市と連係を取りあい、東海地震に備えての防災訓練も行っています。
 訓練では、協会員が6つの班に分かれ、各指定場所に集合する参集訓練や、非協会員も参加して、緊急時に備えての伝達訓練等を行います。
 
 
 
地域への社会貢献活動 市民と共に
  地域への貢献活動は防災だけではありません。
 協会では、清水地区の夏の代名詞である『清水みなと祭り』の開催に先だって、踊りの開場となる『さつき通 り』の清掃活動を毎年行っています。もちろん、祭りそのものに関しても、様々な施設の設営などで全面 的に協力しています。
 
  清水建設業協会では、次代を担う子供たちのためにも、様々な活動を行っています。
 中でも毎年夏に青年部と協力して行っている『親子現場見学会』では、一般 から公募した小中学生とその保護者15組の親子を対象に、清水港を中心とした、港湾施設や、それに関連した建設現場を見学しています。
 特に2008年は、防波堤の基礎となるケーソンに、ペンキで塗り絵をする企画もありました。
 
  高校生を対象とした事業としては、県立静岡農業高等学校の学生を対象としたインターンシップを実施しています。参加された生徒さんたちには、ぜひこの体験を活かして、地域社会で活躍して頂きたいと思っています。
 
  これ以外にも、創立90周年記念事業でもお世話になった社会福祉事業団には、毎年『福祉のまつり』でのバザー用品の提供をさせてもらっている他、地域の建設産業に従事する方のために、建設業労働災害防止協会静岡県支部と連係を取りながら、各種技能資格講習会を開催しています。
 また、安全への意識を徹底するために、協会の安全委員会では、関係官庁からの協力を得て、年6回の『安全パトロール』を実施しています。
 そして、より一層の安全意識の高揚を図るため、毎年『安全大会』も開催するなど、活発な活動を展開してます。
 
 

 このように、私たち清水建設業協会は、次代を担う青年部と力を合わせ、これからも次の100周年に向けて、地域と共に歩んで行きたいと思っています。